【サステナアクション】オフィス編

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、国際連合創設70周年を迎えた2015年9月、193か国が地球の未来を創る一つの文書を全会一致で採択されたものです。

そして2030アジェンダは、17の目標と169のターゲットからなる、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げました。

井関産業も持続可能な社会の実現に向けて、様々な取り組みをしております。

本社ビルのサステナビリティポイント

本社ビルは、2018年にリフォーム致しました。リフォームをする上で意識したのは、「お互いのアイディアを仕事に活かす対話型のオフィス」や「サステナビリティ」です。ここでは、オフィスの中に取り入れた様々なサステナビリティポイントを中心にご紹介します。

①FSC・トレーサビリティ無垢フローリング

全てのフローリングは、FSC認証・トレーサビリティの取れた国産材使用。毎朝の掃除は箒と雑巾で行い、化学物質を含まない蜜蝋ワックスを使用し、木材のお手入れをしています。

防音効果や室内を快適な温度に保つ二重窓

二重窓にしたことで、外からの騒音や夏の暑さ・冬の寒さが和らぎ、快適な空間を作っています。外からの熱気や冷気を遮る事で、冷暖房のエネルギー消費も抑えられています。温かみのある木枠も用いることで断熱効果はさらにアップ。

明かり取りの小窓

階段には、明り取りの小窓を作り、太陽光が通る工夫をして、明るい空間に。

呼吸する羊毛断熱材

天井には接着剤を使用していないウールブレスを使用しています。

ウールは熱伝導に優れており、繊維組織内にある空気が外部の空気の侵入を防ぎ、優れた断熱効果を得られます。夏は涼しく・冬は暖かく快適な環境を作り出しています。

壁には調湿性能に優れた漆喰・珪藻土を使用

漆喰の壁紙
珪藻土の壁紙

調湿性能に優れた漆喰・珪藻土壁は、年間を通して部屋の湿度を快適に調節します。漆喰は、トレーサビリティのとれた国産の安全安心な素材だけを使用しています。

珪藻土は天然素材100%の成分から出来た北海道稚内産のものを使用し、100%自然素材のため、使用後も土に還る素材です。      

使用する電気は再生可能エネルギー

社内で使用している電気は、再生可能エネルギーを使用しています。

みんな電力株式会社のサービスに参加し、弊社から排出する二酸化炭素の削減に取り組んでいます。

木材を使用したSDGs看板

SDGsの17の目標が一目でわかる看板を会議室に設置しています。

この看板があることでご来社頂いたお客様との会話の中にも、自然とSDGsの話題が出ることもあります。

海外視察先での事例を取り入れたリフォーム

スタンフォード大学にある「デザイン思考」を学ぶ事ができるd schoolや、SDGsインデックス1位であるスウェーデンなど、様々な国を視察してきた事がベースになっています。

その中で、働くスペースやコミュニケーションの取り方などが、全然違う事に気が付きました。机に向かって一人で仕事をする今までのスタイルではなく、みんなで対話をしてお互いのアイディアを活かしながら仕事ができるようなスタイルへと変革していく為に、オフィスの在り方を考え直しました。さらに、リフォームする為に使用する建築用資材は、断熱材や無垢の木材などを選び、環境負担の少ないオフィスにしたいという想いでリフォームをしました。

このオフィスが持続可能な社会へ近づくための取り組みの第一歩です。

これからも、井関産業はサステナブルな社会の実現に向け、様々な「井関産業のSDGs Action」に取り組んでいきたいと思います。